3カ国が出場するブラインドサッカーの国際大会「IBSAブラインドサッカー女子アジア選手権大会2026 in うめきた」の決勝が28日、グランフロント大阪うめきた広場で行われ、日本がインドを2-0で下し、大会連覇を果たした。
大会2日目のグループリーグでもインドを5-1で破っている日本。決勝は第1ピリオド終盤まで膠着状態が続くが、残り1分半で西山乃彩が相手マークを振り切って右脚で待望の先制点をマーク。第2ピリオド11分にも西山が相手ディフェンスを引き付けてほぼ中央から鮮やかにシュートを決め、アジア王者に輝いた。優勝した日本は、2027年にブラジルで開催される世界選手権の出場権を獲得した。
昨年12月に、男子日本代表コーチやガイドなどを歴任した上林知民氏が女子日本代表監督に就任。今年1月から新チームで始動したばかりで、戦術理解や連携プレーの強化に取り組んでいる最中だ。決勝は「選手間の声の指示やコミュニケーションでズレが生じた」と上林監督。世界選手権に向けては「伸びしろがある。個人スキルも、連携も、GKとのコミュニケーションも、すべてでレベルアップしていきたい」と話した。
大会通算8得点を挙げ、得点王と大会MVPを獲得した西山は、「個人賞をもらったのは人生初。うれしい」と喜んだ。ロービジョンフットボールやスペインでの健常のフットサル留学などを経て、昨年はブラサカ歴4ヶ月、代表歴1カ月でピッチに立った。それから1年が経ち、フィジカルやゴール前への嗅覚を強化してきた成果を発揮。攻守で存在感を示し、チームをけん引した。さらなる成長を目指し、「世界選手権に向けて得点力を磨いていきたい」と力強く語り、19日に始まる男子の大会に出場する代表に向けては「女子に続き、男子も初戦から頑張ってほしい」とエールを送った。
男子は8カ国が参加。日本代表は21年ぶりのアジア王者を目指す。上位3チームには世界選手権出場権、優勝国にはロサンゼルス2028パラリンピック競技大会の出場権が付与される。
(取材・文・写真/荒木美晴)
MA SPORTS 代表者、ライター