インチョン2014アジアパラ競技大会の5人制サッカー(ブラインドサッカー)は、中国、韓国、イラン、タイ、日本の5ヵ国が総当たりで対戦し、金メダルを争う。
競技2日目の20日に登場した日本代表は、タイから3点を奪い、3-0で初戦を白星で飾った。魚住ヘッドコーチは「選手たちが今まで練習してきた守備力をしっかり発揮してくれた。いいかたちでスタートできた」とチームを称えた。
明日の対戦相手は、11月に東京で開催される世界選手権にも出場する強豪・中国。キャプテンの落合啓士は「中国は少ないミスついてくる。しっかり守って、逆に日本が少ないチャンスをものにしたい」と力強く話した。
魚住稿ヘッドコーチのコメント
「初戦ということで、立ち上がりにかたいところが見られ、得意のディフェンスが崩れるなどしたが、後半は修正することができた。明日の相手の中国は強敵だが、自分たちがやってきたディフェンスを思い切り発揮して、『ゼロにおさえる』をテーマに戦いたい」
落合啓士キャプテンのコメント
「タイは3枚4枚のしつこいディフェンスをしてきた。前半、チームの攻撃がなかなかシュートで終われていなかったので、自分が入ったときはシュートで終わろうという気持ちで(途中から)ピッチに入り、最初のチャンスでしっかり枠に跳ばすことができた。早い時間にゴール決まったので、自分としてもすごくよかったし、私と川村のオフェンス陣2人でしっかりと得点できたことがチームにとってもよかった。あとは、2本の第二PKを決めることが出来なかったので、最大のチャンスを得点につなげなければならない」
(取材・文/瀬長あすか、撮影/吉村もと)