リオパラリンピックの地区予選を兼ねた「IBSA ブラインドサッカーアジア選手権2015」は7日、最終日を迎えた。
日本は、3位決定戦で韓国と対戦。序盤から黒田智成、川村怜が果敢に攻めるも、韓国の徹底したディフェンスに阻まれ無得点。0-0で前後半を終え、試合はPK戦にもつれこんだ。
PK戦では、川村がゴールネットを揺らし、GK佐藤がナイスセーブ。だが、2人目以降が決まらない日本に対し、韓国は2人目、6人目が決め、PK戦を制した韓国が3位に。日本は4位で大会を終えた。
試合後、大会を通して7得点を挙げた川村は、「中国やイランから点を取れる選手になりたい」と語った。
決勝戦は、イランが中国をPK戦で敗り、インチョン2014アジアパラ競技大会に続き、アジアの頂点に立った。
アジアから中国とイランが出場する、リオパラリンピックは、2016年9月7日に開幕する。その次の開催都市は東京だ。リオへの出場権を逃した日本は、どんなチームを作り上げるのか。ブラインドサッカー日本代表の奮闘を見届けたい。
▼IBSA ブラインドサッカーアジア選手権2015
優勝:イラン
準優勝:中国
3位:韓国
4位:日本
5位:マレーシア
6位:インド
(取材・文/瀬長あすか、撮影/吉村もと)