
5月4日に講道館で柔道のリオパラリンピック日本代表候補選手の選考会が開かれた。男子5階級、女子1階級の試合が行われ、各階級の優勝者がリオ代表に内定した。

男子60㎏級はアテネパラリンピック銀メダリストで、「パラリンピックへの挑戦はリオが最後」と表明している廣瀬誠(愛知県名古屋盲学校)が、また66㎏級は藤本聰(徳島視覚支援学校)が5度目の出場を確実にした。73㎏級はロンドン大会100㎏級代表の北薗新光(アルケア)が3階級下げてエントリーし、見事優勝を果たした。
90㎏級は昨年の日本選手権覇者の廣瀬悠(伊藤忠丸紅鉄鋼)が、また廣瀬の妻・順子(同)も女子57㎏級を制し、夫婦でリオ行き切符を手にした。ロンドン大会で金メダルを獲得した正木健人(エイベックス・グループ・ホールディングス)は不戦勝だった。
■リオパラリンピック日本代表候補選手は以下の通り

<男子>
60kg級 廣瀬誠
66kg級 藤本聰
73kg級 北薗新光
90kg級 廣瀬悠
100kg超級 正木健人
<女子>
57kg級 廣瀬順子
63kg級 米田真由美 ※今大会は実施なし、国際パラリンピック委員会(IPC)の指名を受けて内定
(取材・文/荒木美晴、撮影/吉村もと)