オーストラリアのメルボルンで開催されている車いすテニスの全豪オープンで1月31日、男子シングルス決勝が行われ、国枝慎吾がステファン・ウデ(フランス)を6-2、6-4で破り、優勝。国枝は30日に、ロビン・アマラーン(オランダ)と組んだダブルスでも優勝しており、3年連続2冠を達成した。
シングルス決勝の相手・ウデは、北京パラリンピックダブルスのチャンピオン。初戦で対戦相手である世界ランキング2位のアマラーンが途中棄権し、その後決勝に勝ち上がってきた。対する国枝は、準決勝で1セット目を落とすなど、約4か月ぶりの実践に調子が上がらない様子ながらも、ファイナルはストレートで勝利。グランドスラム第一戦を単複優勝で飾り、今後のツアー転戦に向けていいスタートを切った。
また、2009年から車いすテニスのグランドスラムのグレードが新設されており、健常者の四大大会と同じく、全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン、全米オープンとなっている。
(記事:荒木美晴)