北京パラリンピックは10日、国家アルペンスキーセンターで男子大回転が行われ、座位では鈴木猛史(KYB)が2回目に好タイムをマークし、5位に入賞した。最終日の回転は、ソチ大会を制した鈴木の得意種目。「大回転で楽しめなかった分、回転で楽しめるように心がけていこうと思う」と話した。
優勝はJesper PEDERSEN(ノルウェー)で2連覇を達成。スーパー大回転、スーパー複合に続く3個目の金メダルで、滑降でも銀メダルを獲得している。
立位は、パラリンピック5大会連続出場の小池岳太(JTBコミュニケーションデザイン)の14位が日本勢で最高だった。小池は最終種目の回転に向けて、「応援してくれている人たちが元気になるような、ガッツあふれる滑りをしたい」と力強く語った。
(取材・文/荒木美晴、撮影/Kohei MARUYAMA)