パラアイスホッケー — 2022/12/17 土曜日 at 1:24:05

【日韓交流戦】日本は終盤に得点も2-4で連敗

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第3ピリオドにチーム待望のゴールを決めた塩谷(右)=真駒内セキスイハイムアイスアリーナ

「第1回 パラアイスホッケー日韓交流戦」の第2戦が16日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われ、日本代表は韓国代表に2-4で敗れた。

第1ピリオド、ディフェンディングゾーンでのフェイスオフから失点し、追いかける展開となった日本。第2ピリオドは相手の速いプレッシャーの前にリズムをつかみ切れず、滞氷時間が長くなるなか、さらに2ゴールを許してしまう。

全員プレーで攻撃をしかける日本は第3ピリオドの12分35秒、パックを拾った正橋幸夫(東海アイスアークス)が前に運び、塩谷吉寛(長野サンダーバーズ)につないで1点を返した。日本はここがチャンスとみて、ゴールキーパーの永瀬充(北海道ベアーズ)をさげて、プレーヤー6人による攻撃をたたみかける。しかし、相手にパックを奪われてエンプティゴールで追加点を献上。試合終了16秒前には、フェイスオフから熊谷昌治(長野サンダーバーズ)がパックをキープし、並走していた新津和良(長野サンダーバーズ)へパスを送る連携プレーで得点するが、追いつくことはできなかった。

熊谷のアシストで得点を決めた新津(右)

試合後、新津はゴールについて「狙っていた通りの動きができた」としつつも、「勝ちが遠い。最終戦は、ずっと練習してきた守りのフォーメーションを維持して、ミスを減らす。そうすればスコアリングの時間が必ず訪れるので、そこでしっかり点を取りに行きたい」と話した。

信田憲司監督も、「明日は、守って後半で得点するという日本のスタイルでもう一度挑戦し、『勝てる』という経験を選手たちにさせたい。Aプールのチームに勝つことには大きな意味がある。ぜひチャレンジしたい」と語った。

最終戦での勝利を期待したい。

(取材・文・撮影/荒木美晴)