カナダ・ロンドンで開催されているアイススレッジホッケーの国際大会「World Sledge Hockey Challenge」に参戦している日本代表は現地時間の20日、地元のカナダと対戦し、0-12で敗れた。日本は3連敗となり、この結果、22日のセミファイナルで予選リーグ全勝のカナダと再び対戦することになった。日本代表に帯同している青木栄広アシスタントコーチからの報告をもとに、レポートをお届けする。
試合開始から第2ピリオド中盤まで、カナダの猛攻を許し、分刻みに得点を入れられた日本。腰の違和感で、チームの攻守の要である三澤英司を欠いた影響もあったのか、耐える時間帯が続いた。
ところが、2ピリ9分すぎの11点目を最後に、カナダが急激にペースダウン。最終ピリオドで追加点を挙げられたものの、このピリオドのシュート数はカナダ11本に対して日本10本と、ほぼ対等だった。この流れに対し、青木アシスタントコーチは「3セットまわしをしているカナダも、1ピリオドが20分になった影響で、最後は体力が尽きた」と分析する。また、最終ピリオドに関しては、「日本は三澤を欠くなかで、須藤と安中、中村と柴のディフェンス陣がよく守った」と話し、2セットまわしで戦う日本が最後は同等の戦いをしたことを評価した。
予選リーグが終了し、日本は3連敗で最下位。21日はオフで、22日のセミファイナルで再びカナダと対戦する。
●20日の結果●
<第2試合>
日本 0-0-0=0
カナダ 6-5-1=12
<第1試合>
ノルウェー 0-0-2=2
アメリカ 2-2-0=4
※この記事は、青木栄広日本代表アシスタントコーチのレポートを元に作成しています
(編集/荒木美晴)