開幕まで1年を切った平昌パラリンピック。韓国北東部の江陵(カンヌン)では、最後のテスト大会となるパラアイスホッケー(アイススレッジホッケーホッケー)の世界選手権Aが、12日から江陵ホッケーセンターで行われている。
出場国はアメリカ、カナダ、ノルウェー、イタリア、ドイツ、スウェーデン、韓国の7チーム。上位5位までに平昌パラリンピックの出場権が与えられ、下位2チームは今秋開催予定(開催日程・場所未定)の最終予選にまわる。
日本は出場していないが、この大会で最終予選で対戦するチームが決まるとあって、日本代表の3選手も視察に訪れている(日本は昨年12月の世界選手権Bで2位となり、最終予選出場を決めている)。
世界選手権Aは通常、世界のトップ8カ国が参戦し、2つのプールに分かれて予選を戦い、その結果に基づいて決勝トーナメント戦及び順位決定トーナメント戦に臨む。だが、今大会は前回(2015年/アメリカ・バッファロー)3位のロシアが国ぐるみのドーピング問題に関連して出場しておらず、予選ラウンドは異例の7チーム総当たり戦で行われている。
その結果、最終日の20日の決勝戦はアメリカ対カナダ、3位決定戦は韓国対ノルウェー、5-6位決定戦はイタリア対スウェーデンの対戦カードとなった。ドイツは6試合で勝ち点1に留まり7位。最終予選にまわると同時に、次シーズンのBプール降格が決まった。
(取材・文・撮影/荒木美晴)