夏季競技, 車椅子バスケットボール — 2016/5/15 日曜日 at 11:49:55

日本車椅子バスケットボール選手権、宮城MAXが記録を伸ばして8連覇!

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第44回大会の決勝は、宮城MAXと千葉ホークス。豊島らローポインターが活躍した宮城MAXが優勝した=東京体育館(撮影/加藤よしお)
第44回大会の決勝は、宮城MAXと千葉ホークス。豊島らローポインターが活躍した宮城MAXが優勝した(撮影/加藤よしお)

車椅子バスケットボールのクラブチーム日本一を決定する「内閣総理大臣杯争奪 第44回日本車椅子バスケットボール選手権大会」が、5月3日から5日の3日間、東京体育館で開催された。全国から16チームが出場。今大会はトーナメント方式で行われ、5日の決勝は、宮城MAXが千葉ホークスを73-44で下し、8連覇を達成した。

優勝した宮城MAXの藤本怜央(写真右)
優勝した宮城MAXの藤本怜央(写真右)

白熱したのは、4日に開催された準決勝だ。まず、ドイツで3シーズンを戦った日本のエース香西宏昭がいるNO EXCUSE(東京)と、同じドイツのチームで2シーズンを終えた日本の大黒柱、藤本怜央がいる宮城MAX。試合は69-63で宮城MAXが勝利したものの、香西だけではないチーム力でNO EXCUSEは最後まで王者を苦しめた。

もうひとつの準決勝は、千葉ホークスが埼玉ライオンズを57−45で下した。絶対的シューター土子大輔に加え、ビッグマンの山口健二、ドイツ帰りの千脇貢の成長も著しいチームは、埼玉ライオンズのハイポインター大舘秀雄、篠田匡世の得点を封じることに成功。決勝では宮城MAXの連覇を止められなかったが、ローポインターの川原凛ら若手も成長しており、来年の挑戦を楽しみにしたい。

【外部リンク⇒】リオパラまで4カ月、日本の「ダブルエース」が激突


【外部リンク⇒】[第44回日本車椅子バスケットボール選手権大会]宮城MAXが8連覇達成で閉幕。リオの日本代表候補が存在感

NO EXCUSEの香西
NO EXCUSEの香西

◆サントリーやってみなはれスピリッツ賞:鳥海 連志(佐世保WBC)
◆三菱電機Changes for the Better賞:土子 大輔(千葉ホークス)
◆スリーポイント賞:香西 宏昭(NO EXCUSE)
◆MVP:藤本 怜央(宮城MAX)
◆得点王:藤本 怜央(宮城MAX)

◆ベスト5
原田 翔平(1.0/埼玉ライオンズ)
佐藤 聡(1.0/宮城MAX)
豊島 英(2.0/宮城MAX)
香西 宏昭(3.5/NO EXCUSE)
土子 大輔(4.0/千葉ホークス)

(取材・文/瀬長あすか)