ボッチャ — 2021/7/14 水曜日 at 22:20:34

ボッチャ日本代表チームが壮行試合

by
”一丸”をコンセプトに東京2020パラリンピックに臨むボッチャ日本代表チーム=武蔵野総合体育館(撮影/植原義晴)

ボッチャの東京2020パラリンピック日本代表チーム“火ノ玉JAPAN”の壮行試合が13日と14日に武蔵野総合体育館で開かれた。新型コロナの影響で大会は軒並み中止となったボッチャ界。今回の壮行試合は2019年12月の日本選手権以来、約1年半ぶり、かつ本番前最後の実戦機会とあって、代表選手たちは戦術や感覚を入念に確かめた。

キャプテンとしてチームをけん引する杉村

14日は各クラスの個人戦が行われ、BC4は江崎駿(法政大)が9-2で古満渉(広島市役所)に勝利。BC3は河本圭亮(東郷町施設サービス)が高橋和樹(フォーバル)を7-0で下し、エース対決となったBC4は杉村英孝(伊豆介護センター)が廣瀬隆喜(西尾レントオール)を7-2で破った。

試合後の壮行セレモニーでは、仲間やファンの激励メッセージの映像が会場に流れた。火ノ玉JAPANのキャプテンを務める杉村は、「嬉しかった。多くの方々が火ノ玉JAPANを応援してくれているということを改めて知ることができた。チームコンセプトは『一丸』。東京パラリンピックでは選手とスタッフだけでなく、スポンサーやファン、これまで一緒に戦ってきたメンバーの想いも一緒に戦い、全クラスでメダル獲得という目標を達成したい」とコメントした。

(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)