車いすバスケットボール — 2024/2/19 月曜日 at 11:58:30

【大阪カップ】日本はイギリスに敗れて準優勝、4月の最終予選に向けて「収穫ある大会」

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高さのある相手のディフェンスを交わし、シュートを放つ網本=Auseアリーナ大阪(撮影/植原義晴)

「2024国際親善女子車いすバスケットボール大阪大会」の決勝が18日、Asueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で行われ、日本はイギリスに46-71で敗れ、準優勝だった。イギリスは初優勝。3位決定戦は、タイがオーストラリアに58-37で勝利した。

決勝の相手のイギリスは、昨年のヨーロッパ選手権2位で、すでにパリ2024パラリンピックの出場権を獲得している強豪だ。高さとスピードを活かしたボール運びで主導権を握られ、日本は序盤からリードを許してしまう。第3Qには柳本あまね(2.5)の4連続ゴールなどで得点で相手を上回るが、最終Qは相手の強いプレッシャーに押されてわずか5得点に抑えられ、勝利はならなかった。

4月には今大会と同じ会場でパリパラ出場権をかけた最終予選が行われる

日本は4月にパリ2024パラリンピックの出場権がかかる最終予選(大阪市/Asueアリーナ大阪)に出場する。8チーム中、4位以内に入れば出場切符を手にすることができる。

今大会は、その大一番に向けてさまざまなユニットや戦術を試していた日本。大黒柱の網本麻里(4.5)は試合後、「イギリスと2試合できたのは大きい。(最終予選で対戦する)ヨーロッパ勢の特徴がわかった」と振り返り、キャプテンの北田千尋(4.5)も「4月まで下を向く暇はない。自分たちの成長を認めるところは認め、良いところを伸ばしていきたい」と話した。

(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)