車いすラグビー — 2022/9/22 木曜日 at 17:40:17

世界1位の日本が連覇に挑む! 世界選手権が来月開幕

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連覇がかかる世界選手権に向けて意気込みを語る橋本(写真はオンライン記者会見のスクリーンショット)

10月10日にデンマーク・ヴァイレで開幕する車いすラグビーの世界選手権の日本代表チームによるオンライン記者会見が22日、行われた。

12人の選手を代表して会見に出席した池透暢(3.0/日興アセットマネジメント)は、昨年の東京パラリンピック以降、各国とも新しい選手が増えていることに触れ、「パリパラリンピックで日本が金メダルを獲るために、相手を知り、世界でどこまで通用するかを確かめる大会でもある」と位置づけ、「試合のなかで自分たちの穴を見つけて、埋めていきながら、金メダルを目指したい」と意気込みを語った。

橋本勝也(3.5/日興アセットマネジメント)は、「アジリティ、体力面とも上がってきている」と話し、世界選手権に向けて調子を上げてきている。今年4月からアスリート雇用で新しい所属先となり、練習時間が増加し、緩急をつけた動きや俊敏性を磨く新しいトレーニングメニューに取り組むなどしてきた。プレータイムが増えた6月のカナダカップでは、ディフェンスでプレッシャーをかけ、ターンオーバーを奪って得点につなげるシーンも多く見られた。ケビン・オアーヘッドコーチも「カナダカップ後も、パフォーマンスレベルが上がっている」と橋本を評価し、世界選手権での活躍に期待を寄せた。

2018年の前回大会は日本が初優勝を飾り、今大会は2連覇がかかる。池が「どのチームが勝ってもおかしくない」と言うほど、世界の競技レベルが上がり、実力は拮抗しているが、オアーヘッドコーチは「日本は経験がある。プレッシャーには対応できる」と自信をのぞかせていた。

大会は10月10日~16日まで、デンマークのヴァイレで行われる。世界ランキング上位12カ国が参加。世界ランキング1位の日本は連覇に挑む。

★出場国は以下の通り★
【プールA】イギリス、アメリカ、フランス、ニュージーランド、ドイツ、スイス
【プールB】日本、オーストラリア、カナダ、デンマーク、ブラジル、コロンビア

(取材・文/荒木美晴)