アイススレッジホッケー — 2011/4/24 日曜日 at 22:30:19

【World Sledge Hockey Challenge/23日】日本は全敗で大会を終える

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カナダ・ロンドンで開催されているアイススレッジホッケーの国際大会「World Sledge Hockey Challenge」は現地時間の23日、大会最終日を迎え、決勝と3位決定戦が行われた。3位決定戦で日本はアメリカと対戦。1-9で敗れた。決勝は、カナダがノルウェーを8-0で下して優勝した。日本代表に帯同している青木栄広アシスタントコーチからの報告をもとに、レポートをお届けする。

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3位決定戦でも敗れた日本は、無念の最下位に沈んだ(写真提供:青木栄広日本代表アシスタントコーチ)

肩の故障のため、吉川守を欠いた日本。そのポジションに三澤英司を入れて、試合に臨んだ。相手に先制点を許し、厳しい展開となったが、3分36秒にフォワードのパス回しから高橋和廣がバックハンドシュートを決めて1点を返した。アメリカのゴールキーパーは、昨年のバンクーバーパラリンピックで、全試合無得点に抑えて優勝の立役者となったスティーブ・キャッシュ。そのキャッシュから、実に2009年2月のプレパラ以来、約2年ぶりに得点を奪った。

何とかペースを掴みたかった日本だったが、勢いはここまで。その後、左右のデッドゾーンからの失点を含めて9失点と、最後まで波に乗ることができなかった。この試合を落とし、最終成績は5戦全敗の最下位となった。

この大会が、今シーズンの締めくくりとなる。バンクーバーパラリンピックで銀メダルを獲得した日本は、新たなスローガンに「Discovery(発見)」を掲げ、選手の発掘と育成、そして新チームでどのように自分たちのホッケーを作り上げていくかを模索してきた。そして、昨年11月のUSA CUP(アメリカ・ロチェスター)、今年3月のジャパンパラリンピック(長野)、そして今大会と3つの国際大会に出場。世界の強豪を相手に激戦を交わしてきた。しかし、勝利は遠かった。

青木アシスタントコーチは「実力が点差にあらわれている。今大会の1ピリオド20分というフォーマットを於いても、これが現在の日本の実力」と話す。一方で、「主力はもちろん、2セット目以降がカナダ・ノルウェー・アメリカというトップチームと戦った経験は大きい。課題や修正点もはっきりした」とし、来シーズンへのステップとなることに、望みをつないだ。

また、カナダとノルウェーが対戦した決勝は、地元の大声援を受けたカナダが、堅実な試合運びでノルウェーを8-0で下して優勝した。ノルウェーは、今大会唯一、プレーヤー10人で試合をしており、動きに精彩がなかった。

最終順位は、1位カナダ、2位ノルウェー、3位アメリカ、4位日本となった。

●23日の結果●

<3位決定戦>
日本 1-0-0=1
アメリカ 6-3-0=9
【日本の得点】
①高橋(A)上原

 

<決勝>
ノルウェー 0-0-0=0
カナダ 2-2-4=8

●最終順位●

1位 カナダ
2位 ノルウェー
3位 アメリカ
4位 日本

※この記事は、青木栄広日本代表アシスタントコーチのレポートを元に作成しています

(編集/荒木美晴)