アイススレッジホッケー, パラアイスホッケー — 2008/10/13 月曜日 at 18:37:46

トライアウト合宿で12名が代表に

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写真:荒木美晴

10月11日〜13日の3日間、アイススレッジホッケーのトライアウト合宿が行われた。新シーズンの日本代表のイスを目指して、全国から19名の選 手が参加。ベンチワークなどの動きを重点的にチェックした後、最終日に選考された12名の代表が発表された。メンバーは、来月のカナダ遠征の日本代表として戦う。

今回の合宿では、フォワード(FW)からゴールキーパー(GK)にポジション変更した馬島誠(長野サンダーバーズ、以下長野)が、技術強化中ながら 軽快な動きを見せ、代表入り。またFWでは、元日本代表の柴大明(東京アイスバーンズ、以下東京)と矢口敦也(長野)が復帰した。

写真:荒木美晴

中北浩仁代表監督は今回、これまで日本の主軸として活躍してきた、GK永瀬充(北海道ベアーズ、以下北海道)とFW遠藤隆行(東京)、伊藤仙孝(北海道)をあえてメンバーから外した。しかし、今シーズンは、来年5月にチェコで開催される世界選手権でバンクーバーパラリンピックの出場権を獲得すること を最終目標に据えており、2月のプレパラリンピック(カナダ)などの主要国際大会ごとにトライアウトを行っていく予定とのこと。今後の彼らの復帰による、 チーム内の競争意欲の向上に期待をかける。中北監督は、「今回の選考は、本当に悩んだ」と苦悩の表情を浮かべつつも、「カナダ遠征では、チームとしてビル ドアップを図りたい」と語り、合宿後の全体ミーティングでは、選手らに世界選手権に照準を合わせたチーム作りの重要性を説いていた。

カナダ遠征代表メンバーは以下の通り

GK/福島忍(長野)、馬島誠(長野)

DF/石田真彦(長野)、須藤悟(北海道)、三澤英司

FW/高橋和廣(東京)、安中幹雄(東京)、柴大明(東京)
吉川守(長野)、上原大祐(長野)、矢口敦也(長野)、中村稔幸(長野)

(写真・記事:MA SPORTS/荒木美晴)