アイススレッジホッケー — 2010/1/19 火曜日 at 23:36:11

日本、波乱の幕開け チェコに0-2で敗れる/スレッジホッケージャパラ

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日本は果敢に前に向かうも相手DFに阻まれ、ゴールネットを揺らすことができなかった(写真/吉村もと)

3月のバンクーバーパラリンピックに出場するアメリカ、ノルウェー、チェコ、そして日本の4カ国が参加する「2010ジャパンパラリンピックアイススレッジホッケー競技大会」が19日、長野市若里多目的スポーツアリーナ(ビッグハット)で開幕した。日本は第二試合でチェコと対戦。計22本のシュートを放つがゴールに結びつかず、逆にミスからのターンオーバーで得点を許すなどして失点し、0-2で敗れた。

世界ランキングは日本が4位、チェコが5位。その数字以上に、国際大会の経験も実力も、日本が上のはずだった。しかし、日本の悪い癖が出てしまった。中北監督が、「相手のスローテンポな攻めに合わせてしまったのが敗因」と話すように、内側をかためるチェコの攻守の前に、日本が得意とするスピーディな動きはなりを潜め、最後まで攻撃の糸口をつかめないまま終わった。

第1ピリオド、最初のシュートは日本。先制点を取って波に乗りたいところだったが、しかし、その後がなかなかつながらない。パックが手につかず、相手選手のペナルティによるパワープレーのチャンスも活かせなかった。

逆に第2ピリオドの1分39秒には、日本DFのミスから相手に速攻を許し、先制点を献上した。最終ピリオドに入り、ようやく本来の動きを取り戻し、上原大祐(FW)を中心にパスを細かくつなぐ攻撃で相手ゴール前を幾度と脅かす日本。しかし、そのシュートも、座った状態とはいえ、身長190センチを超えるチェコの守護神Vapenka Michalにことごとく阻まれ、苦しい展開に。8分49秒には、ペナルティで日本が一人少ない場面で追加点を入れられ、試合終了。痛い黒星発進となってしまった。

バンクーバーパラリンピックでは、日本は予選同組で初戦チェコ、2戦目に韓国、3戦目にアメリカと対戦する。今大会は、その本番を想定した試合スケジュールが組まれており、明日のノルウェー戦は韓国との試合を意識して臨むという。本番で決勝リーグに進出するためには予選で上位2チームに入っている必要があり、この展開はまさに、「後がない」状況。そのなかで、日本がどのような試合をするのか、各国からも注目が集まっている。

ノルウェーが3-1でアメリカを下す

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ノルウェーチームの攻守の要、Rolf Einar Pedersenは1ゴール1アシストの活躍を見せた(写真/吉村もと)

第一試合は、現世界ランキング1位のアメリカと2位のノルウェーが激突。序盤はアメリカがペースを握り、ノルウェーの動きを完全に封じた。2分23秒にAdam Page(FW)が得点し、幸先のよいスタートを切った。

しかし、第2ピリオドに入ると試合の流れは一転。ノルウェーがリンクを広く使い、ゆったりとしたパスまわしでチャンスを作り出した。1分2秒には、ノルウェーのスーパーエース・Rolf Einar Pedersen(DF)がゴール正面から強烈なシュートを決め同点に。その勢いのまま、4分5秒にはPedersenが放ったシュートをアメリカのGK・Steve Cashがはじき、そのこぼれたパックをゴール前に詰めていたKjell Vidar Royne(FW)がスティックのピック側であわせる技ありのシュート。一気に逆転に成功した。

第3ピリオドは、両チームとも追加点を挙げられずにいたが、試合終了直前にアメリカが痛恨のペナルティ。ノルウェーはチャンスとばかりにパックを奪い、最後はゴーリーを上げて全員攻撃をしかけたために誰もいなくなったアメリカゴールにシュート。試合を決めた。

●本日の試合結果

第一試合
アメリカ  1-0-0=1
ノルウェー 0-2-1=3

第二試合
日本  0-0-0=0
チェコ 0-1-1=2

(記事:荒木美晴 写真:吉村もと)