杭州2022アジアパラ競技大会 — 2023/10/28 土曜日 at 8:17:37

【杭州2022】バド梶原が圧巻プレーで初優勝!

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男子WH2シングルス決勝でライバルを破り優勝を果たした梶原(撮影/植原義晴

杭州2022アジアパラ競技大会は27日、パラバドミントンの男子WH2シングルス決勝が行われ、東京パラ金メダリストで世界ランキング1位の梶原大暉(日体大)が21-15、21-9で于秀荣(韓国)を破り、金メダルを獲得した。

アジアは選手の層が厚く、強敵ぞろいだ。21歳の梶原は準決勝で東京パラ銅メダルの陳浩源(香港)に、また20歳の于は準決勝で東京パラ銀メダルで第2シードの金正俊(韓国)にそれぞれストレートで勝利。強敵を倒して決勝に挑む21歳と20歳の対決に注目が集まるなか、梶原は精度の高いショットで相手を追い込み、粘る相手を振り切った。「アジアがバドミントンの最高峰だと思っている。そこで優勝できたのはすごく自信になる」と、笑顔を見せた。

車いすバスケットボール男子決勝は、日本が韓国に47-45で勝利した。試合は序盤から韓国にリードを許すが、第3Qに逆転に成功。その後も一進一退の攻防が続くなか、強度の高いディフェンスで相手の猛攻をしのいだ。予選では一度敗れた相手にリベンジした格好で、最高の結末に選手は喜びを爆発させていた。

ゴールボールは男女とも決勝で中国に敗れ、銀メダルだった。

射撃の混合エアライフル伏射SH2では、東京パラリンピック代表の水田光夏(白寿生科学研究所)が3位に入り、日本のパリパラリンピックの出場枠を1つ獲得した。射撃では25日にも混合エアライフル伏射SH1で岡田和也(サイネオス・ヘルス・コマーシャル)が予選10位だったものの、パリの出場権を獲得していない対象選手のなかで最上位となり、1枠を獲得している。

ボッチャは、BC3男子個人戦に出場した有田正行(電通デジタル)が3位決定戦でシンガポールの選手に3-1で勝利し、銅メダルを獲得した。アーチェリー男子リカーブ個人(立位など)は上山友裕(三菱電機)が準優勝。

水泳は、女子50mバタフライ(S7)は西田杏(シロ)、男子400m自由形(S9)は川渕大耀(横浜市立新田中)、男子100mバタフライ(S10)は南井瑛翔(近畿大)、男子50m自由形(S4)は鈴木孝幸(GOLDWIN)、女子200m個人メドレー(S14)は木下あいら(三菱商事)、男子200m個人メドレー(S14)は山口尚秀(四国ガス)がそれぞれ金メダルを獲得した。

(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)