杭州2022アジアパラ競技大会は28日、大会最終日を迎えた。
陸上では、近藤元(摂南大)が男子走幅跳(T63)が大会新となる6m16を跳んで金メダルを獲得。また、男子1500m(T20)は17歳の大川内健太(佐賀県立伊万里特別支援学)が制し、中川大輔(三菱自動車)も2位に入った。女子1500m(T20)も山本萌恵子(聖カタリナ学園光ヶ丘女子高校職員)と阿利美咲(カリヨン れもん)がワン・ツーフィニッシュを遂げた。4×100ユニバーサルリレーに出場した日本は、銅メダルを獲得した(澤田・三本木・高松・生駒)。
ローイングは、森卓也(養和会)が男子シングルスカル(PR1)で銅メダルを獲得した。卓球の男子ダブルス決勝は、MD22クラスで竹守彪(ヤオコー)・加藤耕也(あいおいニッセイ同和損害保険)組が韓国ペアに、また同MD18クラスの岩渕幸洋(協和キリン)・阿部隼万(キンライサー)組は中国ペアにそれぞれ0-3で敗れ、銀メダルだった。同女子WD22クラスは古川佳奈美(えん・コミュニケーションズ)・伊藤槙紀(CTCひなり)組は香港のペアと大接戦を繰り広げたが、惜しくも2位に終わった。
3位決定戦に臨んだブラインドフットボール日本代表はタイ代表と対戦。PK戦の末に敗れ、4位だった。
今大会の日本のメダル獲得数は金42個、銀49個、銅59個の計150個。中国、イランについで3位だった。メダル総数は金214個、銀167個、銅140個を獲得した地元中国がトップで、日本は2位。
同日夜には閉会式が行われ、日本代表選手団の旗手を水泳で金メダル3個、銀メダル2個を獲得した木下あいら(三菱商事)が務めた。
次回のアジアパラ競技大会は、3年後の2026年に愛知県と名古屋市で共催される。
(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)