
「JPSA60年記念 World para Athletics公認2025ジャパンパラ陸上競技大会」が7日、宮城野原公園総合運動場 弘進ゴム アスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)で開幕した。パリ2024パラリンピックで活躍した選手や東京2025デフリンピックの日本代表内定選手もエントリー。白熱したレースや試合が展開された。
男子走幅跳(T13)は福永凌太(日体大)が6回目の跳躍で7m08を跳び、自身が持つアジア記録を2年ぶりに塗り替えた。パリ2024大会では400mで銀メダルを獲得し、走幅跳は7位。大会で走幅跳に出場するのはパリ以来だったが、1本目で9月末に開幕する世界選手権(インド)の派遣基準記録を突破。また、視覚障害があるためスタートの旗の合図を勘違いして6回目の順番を間違えて跳んでしまい、やり直しになったが、「その時に踏み切りで良い感覚をつかんで、本当の6回目の跳躍でそれを再現できた。結果として7本跳べたのがよかった」と笑った。
今季から自転車競技にも挑戦している福永。乗る機会は月に2~3回程度ではあるものの、フィジカル的にも相乗効果があるといい、「やるほどに上達するので楽しいし、続けていきたい」と話した。
取材・文/荒木美晴、写真・丸山康平(SportsPressJP)