
「2025ジャパンパラゴールボール競技大会」が3日から2日間にわたり、豊橋市総合体育館で行われた。タイとパキスタンの男子チームを招き、またパリ2024パラリンピックで金メダルを獲得した日本のオリオンJAPAN男子を2チームに分け、4チームで頂点を競った。
1次リーグで3戦全勝の日本代表Aは、準決勝でパキスタンに10-0で快勝。続く決勝では準決勝で日本代表Bを破ったタイと対戦し、13-5で圧勝。優勝を飾った。前半はセンター田口侑治、ライト鳥居陽生、レフト金子和也の布陣。ポストから内側へのバウンドボールで攻めたて、3-1と2点リードで折り返した日本代表A。後半は金子がライトにスイッチして出場し、センターに川嶋悠太、レフトに宮食行次を投入すると、内から外へ、外から内へと横の移行攻撃等で得点を重ねた。一方のタイは、Tanapong WANGTRONGJITRがボールを弾ませない速いグラウンダーで日本のゴールを割るなど、存在感を見せた。
試合後、キャプテンを務めた金子は「タイは攻撃力がアップしているし、今大会はディフェンスも強化して臨んでいると感じた。今の戦い方ではダメだと思ったので、前半をベンチで見ていた宮食らとしっかりと情報共有をしたことで、後半突き放すことができた」と振り返った。
また、3決定戦は日本代表Bがパキスタンを11-1で破った。
(取材・文・写真/荒木美晴)