車いすテニス — 2023/10/21 土曜日 at 20:42:47

【JO男子】小田がシングルス初制覇! ダブルスは眞田・ウデ組が制す

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シングルス決勝で眞田を下し、優勝を果たした小田=有明テニスの森公園(撮影/植原義晴)

ATP(男子プロテニス協会)ツアー公式戦「木下グループジャパンオープン2023」の車いすテニスの部は20日、有明テニスの森公園で行われ、シングルス決勝で第1シードの小田凱人(ときと/東海理化)が第2シードの眞田卓(TOPPAN)を6-3、6-3で下し、初優勝を果たした。

国内で初めてATP大会と同時開催された2019年大会は中学1年で出場し、2022年大会はレジェンドであり憧れの国枝慎吾氏とフルセットの激闘して敗れた小田。3度目の挑戦でタイトルを手にし、「去年は優勝できなかったので、本当に嬉しい」と笑顔を見せた。会場には大勢のテニスファンが訪れ、「車いすテニスをスポーツとして広めるいい機会になったと思う。(同時開催は)車いすテニスをやっている身としては有難いこと」と話した。

また、ダブルス決勝はステファン・ウデ(フランス)/眞田卓(TOPPAN)組が6-4、6-3で齋田悟司(シグマクシス)・鈴木康平(AOI Pro.)組を下し、頂点に立った。

木下グループジャパンオープン2023は、9月の女子大会と今大会の車いすテニスの部のトーナメントディレクターを国枝氏が務めた。

(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)