カナダ・ロンドンで開催されているアイススレッジホッケーの国際大会「World Sledge Hockey Challenge」に参戦している日本代表は現地時間の19日、アメリカと対戦し、1-8で敗れた。開始15秒で先制点を挙げられた日本はその後も波に乗れず、苦しい試合展開に。最終ピリオドの試合終了間近に1点を返すにとどまった。日本代表に帯同している青木栄広アシスタントコーチからの報告をもとに、レポートをお届けする。
「初戦のノルウェー戦とは、真逆の展開になった」と、青木アシスタントコーチ。初戦のノルウェー戦で6点を取った1セット目が、アメリカ戦では機能しなかった。
試合開始からわずか15秒で1点目を献上してしまった後も、ペースを立て直せないまま。フォワード陣はパスがつながらず、ポジションも不安定。また、ノルウェーよりも早いチェックを受け、ディフェンス陣も守りの時間が多くなったことで失点を重ねた。この日、唯一の得点は最終ピリオドの試合終了17秒前。三澤英司がシュートを決めて1点を返し、完封負けは免れた。
先発ゴールキーパーは、馬島誠。1失点目以降はしばらく守ったものの次々とゴールを許し、4失点目で昨日スタメンの福島忍に交代した。
青木アシスタントコーチは、「試合が始まってすぐに失点したところから歯車が狂いだしたのかもしれない。そのなかで、最後の三澤のゴールは、唯一1セット目が機能した場面での得点だった。次のカナダ戦への希望になる」と話している。
●19日の試合結果●
<第1試合>
日本 0-0-1=1
アメリカ 2-5-1=8
【日本の得点】
①三澤(A)須藤、上原
<第2試合>
カナダ 3-3-8=14
ノルウェー 0-0-0=0
※この記事は、青木栄広日本代表アシスタントコーチのレポートを元に作成しています
(編集/荒木美晴)