アイススレッジホッケー — 2009/1/16 金曜日 at 2:29:05

【スレッジホッケージャパラ速報/3日目】
カナダに敗れ、日本は3位決定戦に

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突破力のあるカナダのBilly Bridges(右)を止める、ディフェンダー・須藤悟/写真:吉村もと

連日、熱戦が繰り広げられているアイススレッジホッケージャパンパラリンピック。予選の最終戦が行われた15日、日本は第二試合でカナダと対戦し、1-3で敗れた。最終日の16日は、3位決定戦でノルウェーと対戦する。

ともに1敗で迎えた予選リーグの最終戦。ファイナル進出をかけて、予選1敗同士の日本とカナダが激突。試合は、両チームが得意とする、スピードを活かしたテンポの速い攻撃が展開され、序盤から息もつかせぬ接戦となった。

互いに無得点のまま迎えた第2ピリオドに、試合は動いた。世界最強のフォワードラインと評価される、カナダのBilly Bridges、Bradly Bowden、Greg Westlakeの3選手が攻撃の起点となり、次第にゲームメーク。そのなかで、日本は懸命のディフェンスでチャンスを作り、カナダゴール前に攻めこむが、混戦からこぼれたパックを相手に拾われ一気に形勢が逆転。6分42秒に先制点を挙げられた。

0-1で迎えた最終ピリオド。早いタイミングで同点に追いつきたい日本が先に攻撃をしかけ、上原大祐(FW)が左手でシュート。しかし決まらず、逆にパックを奪ったカナダがカウンター攻撃であっという間に日本ゴール前に。最初のシュートは永瀬充(GK)が反応してセーブするものの、WestlakeとBridgesのコンビによる2本目を決められ、さらに5分56秒にもゴール裏からパックを持ち込んだBridgesに、右手バックハンドシュートを打たれ、3点差となった。

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瞬発力を活かして相手DFを振り切り、日本唯一の得点を挙げた遠藤隆行/写真:吉村もと

しかし、最後まであきらめない日本は、リンクを広く使い、細かくパスをつなぎながらパックをキープ。そして、10分42秒に後方で守っていた遠藤隆行(DF)に上原から絶好のパスが渡り、速攻。遠藤は持ち前のスピードを活かしてぐんぐん加速し、相手DFを振り切って鮮やかなシュートを決め、一矢を報いた。

結果は1-3と2点差がついたが、日本は最後まで高い集中力をキープ。とくに、少数精鋭のディフェンス陣は、ほぼフル出場という厳しい状況のなかで、カナダの攻撃を最小限に抑えたことは、大きな成長といえるだろう。この試合の日本側のベストプレーに選ばれた須藤悟(DF)は、「(相手の連続攻撃で)2人目まではついていけても、3人目でやられたり、課題が残った。でもそのなかでメンタルが落ちなかったのは良かったと思います」と試合を振り、明日の3位決定戦に向け表情を引き締めた。

予選の結果を受け、大会最終日の16日は、決勝戦はアメリカ(予選3勝)対カナダ(同2勝1敗)、3位決定戦は日本(同1勝2敗)対ノルウェー(同3敗)の2試合が行われる。

試合結果/第一試合

・アメリカ   4-2-1=7

・ノルウェー  1-0-0=1

試合結果/第二試合

・日本  0-0-1=1 (得点:遠藤隆行、アシスト:上原大祐)

・カナダ 0-1-2=3 (得点:Greg Westlake2、Billy Bridges、アシスト:Billy Bridges2)

(記事:荒木美晴)