アイススレッジホッケー, 冬季競技, 逆襲ソチ2014 — 2013/10/22 火曜日 at 2:33:18

【最終予選】 無得点の日本、韓国に敗れて初戦を落とす

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アイススレッジホッケー歴1年の成長著しい堀江航(FW)がファーストセットに名前を連ねた(撮影/吉村もと)

アイススレッジホッケーのソチパラリンピック出場権をかけた最終予選大会が現地時間の21日、トリノ(イタリア)で始まった。第2試合に登場した日本は、韓国と対戦し、0-1で大事な初戦を落とした。

ソチパラリンピックの出場枠は「8」。そのうち「5」枠はすでに決まっており、今大会は残りの「3」枠をイタリア、韓国、スウェーデン、ドイツ、日本、イギリスの6カ国で争う。試合は総当たりで行われ、勝ち点が同じ場合は得失点差で決まる。

日本0-1韓国

貴重な先制点を挙げて喜ぶ韓国のJong-Kyung Lee

大会の一週間前に現地入りし、最後の調整を行っていた日本。まずは初戦で勝利し、勢いに乗りたいところだったが、2012年世界選手権Aプール2位の実績がある強豪・韓国に完敗した。

第1ピリオド序盤から、主導権を握ったのは韓国。5分46秒には、韓国のシュートを一度は止めるもゴール前に一瞬の隙ができ、そこをJong-Kyung Lee(FW、#28)に決められた。早いタイミングで同点に追いつきたい日本だったが、韓国のニュートラルゾーンでの厚い守りに突破口を開けず、次第に防戦一方に。日本のゴールキーパー・永瀬充がゴールポストのギリギリでセーブする好プレーを見せるも、攻撃のリズムがなかなか組み立てられない。

試合後、観客に向けて挨拶をする日本代表の選手・スタッフたち

第2、3ピリオドには、それぞれ相手のペナルティーでパワープレーのチャンスを得た日本。しかし、やはりセットアップして攻め込むより先に、韓国のプレスに崩され、ゴールにつなげられなかった。

韓国のシュートが23本だったのに対して、日本のシュート数はわずか「1」。キャプテンの須藤悟(DF)は試合後、「ロースコアになるのは予想していたが、システムが全然機能しなかった」と肩を落とした。だが、明日の第2日目に対戦するイタリアは、17日の親善試合で2-1で勝利している相手。格上とはいえ、チャンスはある。須藤はそのイタリア戦に対して、「親善試合では今日の韓国戦でできなかった中央突破と中でのプレーができていた。気持ちを切り替えて頑張りたい」と前を向いた。

イギリス戦でベストプレーヤーに選ばれたイタリアのChiarotti, Andrea

イタリア8-0イギリス

第1試合のイタリア対イギリスの試合は、序盤からコンスタントに得点を重ねたイタリアが8-0で大勝。地元・イタリアは世界ランキング6位。出場国で最上位のチームらしい強さを見せつけた。また、会場には地元の子どもたちが大勢駆けつけており、試合後はその大声援に笑顔で応えていた。

スウェーデン2-1ドイツ

スウェーデンのNiklas Ingvarssonが試合を決定づける追加点!

第3試合のスウェーデン対ドイツは、スウェーデンが2-1で制した。先制点を挙げたのはドイツ。だが第2ピリオドにスウェーデンが連続得点で、一気に逆転した。最終ピリオドも一進一退の攻防が続き、試合終盤には両チームのペナルティーで1人ずつ少ない展開に。ここでドイツはゴールキーパーを上げ、数的有利の場面を作るが、惜しくもゴールには至らなかった。

■21日の試合結果

第1試合
イタリア 2-4-2=8
イギリス 0-0-0=0

第2試合
日本 0-0-0=0
韓国 1-0-0=1

第3試合
スウェーデン 0-2-0=2
ドイツ 1-0-0=1

(取材・文/荒木美晴、撮影/吉村もと)