北京2022パラリンピック — 2022/3/14 月曜日 at 1:43:20

【北京2022】10日間の熱戦に幕、4年後はミラノ・コルティナダンペッツォで

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閉会式でも旗手を務めた川除。北京では自身初の金メダルを獲得した=国家体育場(撮影/Kohei MARUYAMA)

北京パラリンピックは13日、競技最終日を迎えた。アルペンスキー男子の回転は座位の森井大輝(トヨタ自動車)の5位が最高。ノルディックスキー距離のオープン10キロリレー、混合10キロリレーはいずれも7位だった。

すべての競技が終了し、日本勢は7個(金4、銀1、銅2)のメダルを獲得した。金メダル第1号はアルペンスキー女子座位の村岡桃佳(トヨタ自動車)。初戦の滑降を制して波に乗り、スーパー大回転と大回転も制した。クロスカントリースキーの川除大輝(日立ソリューションズジュニアスキークラブ)は男子20キロクラシカルで自身初の金メダルを手にした。アルペンスキー男子座位の森井は悲願の金メダル獲得はならなかったが、2種目で表彰台に乗り、底力を見せた。

開催国の中国は、国を挙げての強化策が実り、金18、銀20、銅23の計61個のメダルを獲得。前回の平昌大会のメダルは車いすカーリングの金のみだったが、今大会は全6競技で表彰台に上がるなど、存在感を見せた。

次回のパラリンピックは2026年にイタリアで開催される

現地時間の午後8時からは閉会式が行われた。日本の旗手は開会式に続き、川除が務めた。躍進の大会となった川除は、日本パラリンピック委員会を通し、「とても充実した大会になりました。4年後はさらに飛躍できるように頑張ります」とコメントした。

次回は2026年にイタリアのミラノとコルティナ・ダンペッツォで行われる。

(取材・文/荒木美晴、撮影/Kohei MARUYAMA)