日本パラリンピック委員会(JPC)は、8月25日の東京2020パラリンピック開幕まで200日となる7日、日本選手団の金メダル獲得目標を「20個」とすることを発表した。前回のリオ大会では計24個のメダルを獲得したが、金メダルはゼロに終わっている。高橋秀文JPC副委員長は「金メダル獲得数世界7位を目指して強化を続けてきており、高い目標かもしれないが、総合的に判断した」とコメント。河合純一日本選手団の河合純一団長は「全力を尽くすのみ。一丸となって目標に向かっていきたい」と話した。
なお、今大会は総メダル獲得数の目標設定はしないが、高橋副委員長は「過去最高の52個を獲得した2004年アテネ大会を超えることも十分期待できる」と付け加えた。
また、“パラリンピック日本代表選手団と応援する人々”を総称し、「TEAM PARALYMPIC JAPAN」とすることも発表され、チームマークと、「超えろ、みんなで。」というスローガンもお披露目された。
選手を代表して登壇した車いすテニスの国枝慎吾(ユニクロ)は、「(スローガンにある超えるべきものは)自分自身かなと思う。自分のレベル向上は金メダルにつながると思っているし、東京大会で観に来ている人の予想を上回るプレーを見せたい」と力強く話した。
(取材・文/荒木美晴、撮影/植原義晴)