「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」は23日、愛知国際アリーナで車いすバスケットボールの男子決勝が行われ、日本はイランを55-47で下し、金メダルを獲得した。前回の杭州大会に続く2連覇に、ほぼ満員の会場が沸いた。
第1Q、日本は7-12とリードを許す展開に。逆転に成功したものの、最終Qの残り2分で42-39と追い上げられる。しかし、そこからギアを上げ、鳥海連志(2.5)がシュートを決めると、さらに髙柗義伸(4.0)や古澤拓也(3.0)、赤石竜我(2.5)らの得点で9点差までリードを広げる。相手のファールによるフリースローでも得点を重ねた日本が一気にイランを突き放した。
今大会の日本代表は若手選手が中心。京谷和幸ヘッドコーチは、「2週間前の世界選手権からメンバーを変え、5人がいないなかで勝ち切れた意味は大きい。チームの底上げ、成長につながっていると思う」と、チームの進化に手ごたえを示した。
チーム最多の16得点を挙げた髙柗は、「僕自身は4点プレーヤーとしてもっと得点を積み重ねていかなければいけない」と課題を口にしつつ、「この若いチームが強豪国を相手に勝ち切れたのは大きな収穫だったと思う」と振り返った。
バドミントンの女子シングルス決勝では、車いすWH1の里見紗李奈(NTT都市開発)が尹夢璐(中国)を2-1で破り、金メダルを獲得。同立位SL3では、初出場の河合紫乃(セイリン)がパリパラリンピック金メダリストの肖祖賢(中国)をストレートで下し、頂点に立った。
パラリンピック2大会連続金メダリストの梶原大暉(ダイハツ工業)は、男子シングルス車いすWH1で5試合すべてに勝利し、連勝記録を「200」に伸ばした。
ゴールボール決勝は、日本男子が中国に5-3で逆転勝利。アジアパラ初の金メダルを獲得した。日本女子は中国に0-2で敗れ、準優勝となった。
(取材・文/荒木美晴、写真/植原義晴)
MA SPORTS 代表者、ライター