パラバドミントン — 2018/9/27 木曜日 at 0:36:31

熱戦開幕! シャトル追って頂点へ!

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1次リーグ2戦2勝と波に乗る男子上肢障がいSU5の正垣源(Tポイント・ジャパン)=町田市立総合体育館(撮影/植原義晴)

パラバドミントンの国際大会「ヒューリック・ダイハツJAPANパラバドミントン国際大会2018」が26日、町田市立総合体育館で始まった。世界バドミントン連盟(BWF)の公認大会のひとつで、昨年に引き続いての開催が実現。世界各地から109名がエントリーし、シャトルを追った。直後にアジアパラ競技大会(10月6日開幕)を控えていることもあり、強豪のインドネシアやマレーシア、中国のトップ選手は出場を見送っている。

日本勢は昨年の大会で3クラスでシングルス優勝を果たし、計16個のメダルを獲得。今大会は、日本障がい者バドミントン連盟の強化指定選手と次世代アスリートの33名が出場し、昨年を上回る成績を目指す。

パラバドミントンは健常と同じで、アジア勢が世界を席巻する。日本代表は海外の大会を転戦しながら、都内にあるパラバドミントン専用体育館で合宿を重ねてきた。2020年東京パラリンピックに向け競技人口が増え、またアスリート採用で企業に所属する選手らも増加。競技に集中する環境も整い、男女シングルス各クラスを合わせ、世界ランキング10位以内に15選手が名を連ねる(8月16日現在)など成長曲線を描く。金正子日本代表チーム監督は、「これまでの強豪国も圧倒的ではなくなってきた。日本の選手も伸び率が高いので、すべてのクラスでメダルを獲りに行きたい」と力強くコメントする。

昨年優勝の山崎悠麻(車いすWH2/NTT都市開発)、鈴木亜弥子(上肢障がいSU5/七十七銀行)、藤原大輔(下肢障がいSL3/LINE)らは、1次リーグ初戦で順当に勝利。その他、日本人だけでも8人がエントリーする混戦模様の男子車いすWH1、ハイレベルな攻防が繰り広げられる上肢障がいSU5など、それぞれのクラスの頂上決戦に注目が集まる。

試合は1次リーグの上位2名が決勝トーナメントに進出する。大会は30日まで、入場無料。

(取材・文/荒木美晴、写真/植原義晴)