【愛知・名古屋2026】パワーリフティング・西崎が5位入賞「今の状態のなかではベストを尽くせた」

調子が万全でないなか、力強い試技を見せた男子49㎏級の西崎

「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」は19日、パラパワーリフティング男子49㎏級が行われ、西崎哲男(乃村工藝社)が5位入賞を果たした。第1試技は130キロから128キロに変更して臨み、白3つの判定で成功。第2試技も133キロを力強く挙げ切った。第3試技では138キロに挑戦したが、わずかに胸での静止やバーの傾きが不十分と判定され、成功には至らなかった。

今年1月の全日本選手権では、日本新記録となる146キロに成功させている西崎。しかし、その後の練習で左肩を痛め、半年ほど十分な練習ができない期間が続いた。今大会は復調の途上で迎え、記録は伸びなかったものの、会場に駆けつけた大応援団の声援を受け、力を出し切った。「本当にたくさんの人が観に来てくれて、入場するときに泣きそうになった。今の状態のなかではベストを尽くせた」と、感謝と手ごたえを口にした。

現在、西崎はパワーリフティングに加え、パラクライミングにも取り組んでいる。パワーリフティングで調子が上がらない時期も、クライミングに取り組むことで体力面、精神面ともに良いバランスが保てているという。2競技への挑戦をプラスに活かしながら、パワーリフティングでさらなる成長を目指し、ロサンゼルス2028パラリンピック出場につなげていく。

(取材・文/荒木美晴)