夏季競技, 水泳 — 2016/3/7 月曜日 at 11:59:16

成田、鈴木、山田らがリオパラリンピック内定=春季静岡水泳記録会

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春季静岡水泳記録会
リオパラリンピックの派遣標準記録を突破し、笑顔を見せる選手たち=静岡県富士市水泳場(撮影/吉村もと)

競泳のリオパラリンピックの日本代表選考会を兼ねた「春季静岡水泳記録会」が6日、静岡県富士水泳場で開かれた。リオ派遣選手の最後となる選考大会。「一発勝負」に臨んだ選手のうち、男子4人、女子1人が日本身体障がい者水泳連盟が定めた派遣標準記録を突破し、代表に内定した。昨年の世界選手権の2種目で優勝した木村敬一(東京ガス)はすでに内定している。大会後の選考委員会で、この5人を含む男子12人、女子7人の計19人が日本代表候補に選ばれた。

女子は、昨年、7年ぶりに現役復帰した「水の女王」成田真由美(横浜サクラ)が50m自由形で派遣標準記録を突破。「リオまで一日一日を大切に過ごしていきたい」と前を向いた。

春季静岡水泳記録会
男子100m平泳ぎで派遣標準記録を突破した中村智太郎。「この結果は通過点に過ぎない。リオではメダルを取って日本に帰ってきたい」

男子は、パラリンピック3大会に出場し、1個の金メダルを含む5個のメダルを獲得している鈴木孝幸(GOLDWIN)が、50m平泳ぎと150m個人メドレーで派遣標準記録を突破。また、中村智太郎(HISAKA)、小山恭輔(日鉄住金P&E)、山田拓朗(NTTドコモ)も派遣標準記録を上回り、リオ行きを決めた。

日本代表候補選手となった19人は、日本パラリンピック委員会(JPC)の審査を経て正式にパラリンピック代表に決定する。

■昨年の世界選手権において優勝し、推薦を決定した選手

木村 敬一
※春季静岡水泳記録会の派遣標準突破種目はS11/100mバタフライ、100m自由形/100m平泳ぎ)

■春季静岡水泳記録会の派遣標準記録を突破し、推薦を決定した選手

<男子>
鈴木孝幸(SB3/50m平泳ぎ、SM4/150m個人メドレー)
山田拓朗(S9/100m自由形、50m自由形)
中村智太郎(SB7/100m平泳ぎ)
小山恭輔(S6/50mバタフライ)
<女子>
成田真由美(S5/50m自由形)

■春季静岡水泳記録会の記録を基に、選考規定に基づいて選考され推薦を決定した選手

<男子>
中島啓智(SM14/200m個人メドレー、S14/200m自由形)
田中康大(SM14/200m個人メドレー、SB14/100m平泳ぎ)
津川拓也(SM14/200m個人メドレー、S14/100m背泳ぎ)
坂倉航季(S14/200m自由形)
宮崎哲(S14/200m自由形)
江島大佑(S7/50mバタフライ)
廣田真一(SB14/100m平泳ぎ)
<女子>
一ノ瀬メイ(SM9/200m個人メドレー)
森下友紀(S9/100mバタフライ)
小野智華子(S11/100m背泳ぎ)
笠本明里(S13/100m背泳ぎ)
生長奈緒美(S11/50m自由形)
池愛里(S10/100m背泳ぎ)

(取材・文/荒木美晴、撮影/吉村もと)