【飯塚2026】田中はフルセットで敗れるもシード選手に肉薄、上地と小田は準々決勝に進出

難敵にフルセットで敗れたものの、存在感を示した田中=いいづかスポーツ・リゾートテニスコート(撮影/植原義晴)

「天皇杯・皇后杯 第42回飯塚国際車いすテニス大会」は22日、シングルス2回戦とダブルス1回戦が行われた。

女子シングルスでは、1回戦をフルセットで制して2回戦に進んだ田中愛美(長谷工コーポレーション)は、第4シードのジン・ワン(中国)に3-6、6-3、0-6で敗れた。試合は雨による中断を挟み、第2セット以降はインドアコートで実施。田中はスライスやフラット系のショットで流れを引き戻し、セットカウントをタイに戻したが、逆転には届かなかった。ワンには9連敗となったものの、「これまでとは違うショットで展開を作り、新たなポイントの取り方を見つけられた」と話し、前向きに振り返った。

第1シードの上地結衣(三井住友銀行)は、髙室侑舞(SBCメディカルグループ)に6-0、6-0で完勝した。両者の対戦は2023年のジャパンオープン以来、3年ぶり。髙室はカウンターやリターンエースなどで粘りを見せたが、上地が安定した試合運びで主導権を握った。

第1シードの小田は、4連覇に向け好発進した

男子シングルスでは、世界ランキング1位で第1シードの小田凱人(東海理化)がホオン・イム(韓国)に6-2、6-0で快勝した。今大会、男子は世界ランキングトップ10のうち、9人がエントリーし、世界ランキング2位のアルフィー・ヒューエット(イギリス)も2大会ぶりに出場するなど、ハイレベルな試合が続いている。小田は3月のマイアミオープンでヒューエットに敗れたあと、スピン量やサーブを強化して調子と自信を回復。「ジャパンオープンは自分が育った大会。絶対に負けられない」と、4連覇へ強い意欲を示した。

このほか、鈴木康平(AOI Pro.)はヒューエットに2-6、3-6、荒井大輔(BNPパリバ)はトム・エバーリンク(オランダ)に1-6、6(4)-7で敗戦。クアードの日本勢も準々決勝に駒を進めることはできなかった。

(取材・文/荒木美晴、写真/植原義晴)