【ミラノ・コルティナ2026】日本は逆転負け喫し、予選全敗でプレーオフへ

失点はあったものの、好パフォーマンスでチームを鼓舞した堀江==ミラノ・サンタジュリア・アイスホッケーアリーナ(撮影/植原義晴

ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会は現地時間の10日、パラアイスホッケーの予選リーグ第3戦が行われ、日本は世界ランキング6位のスロバキアに1-5 で敗れた。

対戦相手のスロバキアは、パラ最終予選でも競った日本のライバルチームのひとつ。第1ピリオド序盤、日本は相手の積極的な攻撃に押されるなか、フェンス際の攻防で奪ったパックを鵜飼祥生(FW)がつなぎ、中央の新津和良(FW)にパス。新津は後方から前線へ走り込んだ伊藤樹(FW)へバックハンドで送ると、伊藤が持ち込んでゴール左隅に強烈なシュートを突き刺し、先制点を挙げた。その後、終了間際には相手の速攻を許したが、GK堀江航が好セーブでゴールを守った。

しかし、第2ピリオドに入るとボディチェックが甘くなり2失点と逆転を許す。1点を追う最終ピリオドは、スロバキアの反則による数的有利なパワープレーのチャンスを迎えるが、攻撃の形を作り切れずに得点はできず。逆にその後に3点を連続で奪われ、日本はプレーの精度も落ちて挽回はならなかった。

選手層が厚いとはいえないスロバキアは、実質8人の少人数で3セットを回して戦った。日本は相手の体力を落ちるところに勝機を見出したかったが、逆に走り負け、隙を突いた速攻を許す場面が増えた。GK堀江航は、相手の29本のシュートのうち24本を防ぐ好パフォーマンスを見せたが、「守るべきところで守れなかった。点差以上の差があった。あと2試合は必ず勝つ」と語った。また、伊藤は「最後は自分のターンオーバーが原因で失点した。反省して、次につなげる」と悔しさをにじませた。

B組4位となった日本は、12日のプレーオフでA組3位のイタリアと対戦する。なお、A組1位のアメリカ、2位の中国、B組1位のカナダ、2位のチェコは13日の準決勝に進む。

(取材・文/荒木美晴、写真/植原義晴)