パラアイスホッケーのクラブチーム日本一を決める「2019国内クラブチーム選手権大会」が7日から2日間の日程で、やまびこスケートの森アイスアリーナで開かれた。
昨年、王者に返り咲いた長野サンダーバーズ(長野)、東京アイスバーンズ・北海道ベアーズ合同チーム(東京・北海道)、そして2年目のロスパーダ関西と今年9月に発足した東海アイスアークスの合同チーム(関西・東海)の3チームが出場。総当たりで試合を行い、長野が東京・北海道に3-0、関西・東海に6-0で勝利し、優勝を果たした。
長野対東京・北海道戦のシュート数は、長野が13本、東京・北海道が14本とほぼ互角だったが、長野はチャンスの場面で確実に得点を決めた。
昨年発足し、この大会でデビューを果たした関西と、チーム結成から3カ月の東海による合同チームは、初戦の東京・北海道戦で経験不足から味方同士のプレーが噛み合わず、12失点。その反省から、続く長野戦では試合の入りの集中力を高め、守備を意識。守っては、GK大西航(関西)が46本のシュートのうち34本を跳ね返し、プレーでチームを鼓舞し続けた。
ただ、シュート数は2試合ともゼロ。今後の課題が明確になり、両チームともレベルアップを誓っていた。
(取材・文・撮影/荒木美晴)